#author("2022-08-25T08:55:53+09:00","default:S","S") #author("2023-04-11T19:53:41+09:00","default:S","S") 中国が誇る高エネルギー粒子加速器。 *現実 [#q539da5e] 実際には良湘という名称の加速器や、良湘という場所に存在する加速器は存在しないようです。 2022年8月時点の情報をかいつまんでまとめます。 2022年8月時点の現実の中国の素粒子加速器関連の情報をかいつまんでまとめます。 中国は2GeVの電子陽電子衝突型加速器BEPC (Beijing Electron Positron Collider)を1980年代にはじめから構築を始め1988年より運用を始め、2004年に運用を終了している。後継としてBEPC-IIは2003年に正式に承認を得て2008年から運用開始している。一周240.4m。主検出装置はBES III (Beijing Spectrometer III)と呼ばれる。 日本のSuper KEKBが一周3㎞、アメリカのRHICが3.8㎞、CERNのLHC(スイスとフランスの国境にある)が26.7㎞。 と考えると、三体の小説の世界の中では、中国の高エネルギー物理学関連が現実よりも進んでいることになっているように思います。 BEPC-II https://en.wikipedia.org/wiki/Beijing_Electron%E2%80%93Positron_Collider_II 運用中の素粒子加速器 https://en.wikipedia.org/wiki/Collider#Operating_colliders [[三体]]